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2016.03.08

3月6日(日)ふるさと体験ツアー 「益子の山」

3月6日(日)
『ふるさと体験ツアー』
益子の山  MASHIKO NO YAMA
を行ってきました!
 
“美しき益子の里山を守り育てるを知る”
ふるさとを守り、地域を支える活動の一つとして行っている
「鳥獣被害対策」にスポットを当てたなコアなツアー。
 
今回の舞台は、益子町西明寺地区。
自治会長山崎さん、鳥獣管理士の田沢さんから、
益子の里山についてお話を伺いました。参加者からの積極的な質問にもお答えしていただきました。
 
 
里山の風景。
それは、落葉樹は、薪や炭にしてかまどの燃料に。落ち葉は肥料に。草は家畜のエサに。
・・・といった山にある全てが人の生活に必要なもので、だからこそ人は感謝しながら山の隅々にまで手が入っていました。
しかしながら、今では人が山に入って行う作業も少なくなり、本来の里山の維持が難しくなってきています。
 
 
 
そうなると・・・今回のテーマである「鳥獣被害」という、バランスを立て直す作業が必要になってきます。
主にイノシシの被害が近年増えており、そのイノシシは大きいもので100kgを超えるものもいる(!)とのこと。
 
その対策として、午後に行う「侵入防止策」といったものを仕掛け、農産物を荒らされないようにします。
 
 
 
そんな益子の里山の現状を聞き、お昼です!
『ましこのマルシェ』イベント会場にてみなさん自由にお昼時間です♪
 
 
 
 
昼食後、いよいよ里山に足を踏み入れます!
 
 
 
ここは、益子のビックイベント「土祭(ヒジサイ)」の時の会場にもなっているところ。その会場にしたのも、人が入ると道ができ、草がなくなり、そしてまた人が集まる・・という良い循環を作ろうとしたのがきっかけだそう。
 
 
 
山崎さんは「家族にお腹いっぱいご飯を食べさせたい」という自分以外を思いやる気持ちから、田園が出来、先人の想い・歴史をきちんと理解した上で、きれいな水やこの自然を手を入れすぎず、みんなで楽しもう!と考えた時、多方面からプロが周囲に集まり、地域が動いていったといいます。
 
この地にまつわる話を聞き、実際の鳥獣被害対策の柵を作っていきます。
イノシシは、探索行動という鼻で探りながらエサを見つけたりします。鼻は濡れており、感覚が鋭いそうです。その特性を利用した仕掛けを作ります。
 
 
鳥獣管理士の田沢さんから説明を受けます。
 
 
まず、4m〜5m感覚で、碍子(ガイシ)と呼ばれる棒を立てます。
 
 
次に、その後電線を碍子に巻き付けながら、一周します。上下2本の電線を張ります。その際上下の電圧が等しくなるように、適当な感覚で上下を結びます。
 
 
最後に、アースと呼ばれる電源に繋げ、電流を流せば完了です!
 
 
3000〜7000ボルト程の電圧が流れます。探索行動を行うイノシシが、この電線に触れると・・・「バチっ!!!」
鼻が濡れているため、凄まじい衝撃が脳天に走るそうです。
鼻以外だと、この電圧にはびくともしないそうです・・・。
今現在、この柵が一番有効だと言われています。
 
柵作りはみなさんで力を合わせて行ったため、
あっという間に完成しました。
 
 
 
その後、国の重要文化財に指定されている「西明寺」に向かいます。
 
室町時代に立てられ、今もその荘厳な佇まいと、周りの自然環境は圧巻でした。
春の木々も花を開かせはじめていました。
 
 
 
最後は、交流会も兼ねて『いろり茶屋』で、地元食材とイノシシの肉を使用した「ジビエ鍋」をいただきます!
 
 
イノシシの旬てご存知ですか?
12月・1月・2月くらいの冬が、ドングリなどの高タンパクな木の実を食べ終え、一番脂を蓄えているんだそうです!そう、今が旬のイノシシの肉がこちらです!
 
 
赤身がキレイ。こちらを地元の味噌で作られた鍋で、よーく煮込みます。野菜がとろけるくらいが一番全ての食材の美味しさがマッチして最高!です。
 
 
ジビエ鍋を堪能しながら、芳賀農業振興事務所のスタッフのみなさんが地元の方と協力して設置した定点センサーカメラで、本物のイノシシの姿を観ていきます。
 
 
映像は「イノシシがいます」。思ったよりたくさん。。。
5匹程の親子の群れが、昼夜問わずおり、田んぼや畑に・・・。驚きでした。
こうした現状を把握し、そして対策を多くの方の力で行っていくことの必要さをみなさん感じていたようです。
 
 
「里山とどう関わっていくか、どう手入れをしていくか、ここで一番重要なのは、“人づくり”だと思います。先代から受け継いできたものを次に渡す、そうした人を育てていくことがこれからの里山が美しく残していくことに繋がると思います。その人を育てる上で、色々な人との交流はとても大切なので、みなさんまた来て、一緒に楽しみましょうね。」
と最後に山崎さんからのお言葉をいただきました。
 
全てにおいて、守り、そして発展させていくには、人の力が大切で、様々な人が関わることによってそれが成されていく、と改めて考えました^^
 
益子というと、陶芸のイメージですが、素晴らしい里山の裏側には風景を守ろうとする人たちが、日々努力していることを知っていただけたら嬉しいです♪
 
 
 
*今回行った場所*
・道の駅うつのみや ろまんちっく村
 

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