2016.03.03
3月2日(水)WOOD GIFT in kanuma 木のまち「かぬま」からの贈り物
3月2日(水)
WOOD GIFT IN KANUMA
木のまち「かぬま」からの贈り物
vol.2を晴天の下行ってきました!
鹿沼市粟野地区の木材で建設された「鹿沼市粟野小学校」。
今回は、この小学校がどのように建築されていったのかを
木の伐採現場、製材工場を見学し、
木のまちガイド、7名のみなさんと共にたどってきました。
まずは木の伐採の様子を見学。
安全の為ヘルメットを装着し、いざ森林の中へ!!
現場では、チェーンソーで切り込みを丁寧にいれ、倒す方向を決め、機械で引いて倒します。
大きな木がゆっくりながらも、迫力満点で思惑通りの方向に倒れていく様に
「おぉ〜〜!」と歓声が上がりました。
切り株を見ていくと、少し形がいびつです。でも、まん丸にきれいに生えることは珍しいんだとか。自然の中で他の植物と共生して大きくなっていくには、柔軟さが重要なんだな、なんて思いました。
切り倒した丸太は、チェーンソーで一つ一つ切り分ける・・・
こともあるのですが、
今では、重機でそこまで出来てしまうそうです!丸太をガッツリ持ち上げ、高速回転する刃で一定の長さに切り落とす、ということを繰り返していました.その姿、なんともカッコいい・・・。
移動して、続いては栃毛木材加工場で、伐採された木の加工の様子を見学します。
切り落とされた木の皮を剥ぎ、カットし、乾燥させ・・・という一連の加工を行っています。
加工の際に出る皮や端材は燃やして、その熱や灰を木の乾燥に使用しており、バイオマスというゴミゼロのエネルギー転換も行っています!
こちらも通常なかなか見ることの出来ない工程。
「大人の工場見学」をみなさん楽しんみます♪
現在、国産材の消費は全体の25%ほど。
それ以外は外国産のものだと言います.
国産は費用が高いと思われがちですが、今は逆だそうです。
国産の良い木材を消費しようと、国をあげて現在取り組みが行われています。
その一つとして、午後の見学する粟野小学校は地域内の木材で出来ているため、良い例ということで視察も多いそうです。
木材は、10年程すると良い色になってくると言います。
経年変化が楽しめる素敵な建材だということ、国内の林業は頑張っていることがよく分かりました^^
お腹も空いてきたところで、待ちに待った昼食です!
こちらは地元の方、イチオシのお蕎麦屋さん『ふる里』さん。
お店の前では、木のまちガイドさんたちが、考案した「かぬまぶし」の詰め放題や、かんな削り体験の会場を用意してくれていました。
昼食はお蕎麦、天ぷら、鹿沼で作られている真珠卵という卵を用いた「白い卵焼き」、手づくりのこんにゃくや大根・ごぼうの煮物、お漬物、いちご。この地ならではの昼食です。
美味しくいただきました♪
午後は、【地材地建】でできた、「粟野小学校」へ向かいます。
この小学校は、「粟野地区」の木を使用して、「木のまち」として地域を盛り上げよう!という鹿沼市の市政に則って立てられました。
木の温もりが溢れる校内は、木の経年変化とともに、自分も成長できそうな、そんなワクワクした気持ちになれるような作りでした。
実際に授業が行われている平日にお邪魔したので、
みなさん「木まり」を守りながら、見学しました^^
1年生の図工の時間に参加し、児童の皆さんから木のはがきに絵をかいてもらいました。
すてきなお土産がまたひとつ増えました♪
小学校見学の後は「上野町 屋台蔵」を見学にいきます。
上野町自治会からのおもてなしと、鹿沼の名匠「黒崎嘉門」さんによる
屋台彫刻の説明を聞きます!!
手掘りの彫刻がとても迫力があり、間近で見学ということでみなさん見て、触れてとても良い体験でした♪
最後は、「まちの駅新鹿沼宿」に寄って、お買い物の時間を楽しみました。
ご希望で木のふるさと伝統工芸館の屋台を見に行く方もご案内♪
「木のまち かぬま」にふさわしい【地材地建】をたどる1日でした。
・栃毛木材工業
・ふる里
・まちの駅 新・鹿沼宿
・鹿沼木工合資会社
・木のふるさと伝統工芸館