2018.06.21
2018年5月26日 やみぞ紅茶物語 第一章
やみぞ紅茶物語 第一章
八溝山の麓で茶摘みを楽しもう!
今年も開催、『やみぞ紅茶物語』。
大田原市須賀川地区で《第一章》として1回目は「春の茶摘み」
体験を行いました。
『須賀川地区公民館』に移動し、「やみぞあづまっぺ協議会」
会長・鈴木さんから紅茶ができるまでを教えていただきます。
地元の方からお茶の作り方だけでなく、お茶畑への想い・歴史に
皆さん真剣に耳を傾けられていました。そして、いざ体験開始です。
水分を抜いた状態の葉を、洗濯板やザルを使って揉みこみます。
茶葉の細胞が壊れることによって酵素をポリいフェノールが反応し、発行を促進させる効果があるそうです。
見ている分には簡単そうですが、実際にやってみると機械に頼らない「手もみで作る」ということは力と根気が必要です。
4歳の男の子もチャレンジ!
お兄さんへバトンタッチ。
手もみ作業完了の後に茶葉を発酵します。
茶葉を発酵している間に、いよいよ茶摘み体験へ。
今年は茶葉の発育が例年より早かったため、途中で新芽が美しく育っているポイントにて茶摘みを行いました。
新芽はやはり美しいですね。
そして、いよいよ新緑に包まれた美しいお茶畑に向かいます。
到着すると、一同、息を飲むほどの美しいお茶畑に圧倒されました。お茶畑だけでなく、そこは新緑の山々に囲まれいるため、その美しさが一層引き立てられているよう。
地元の方の思いに耳を傾ける皆さん。興味深いお話を聞きながら、ここでしか味わえない絆を感じました。
お茶摘み後は、地元新鮮野菜と山菜をふんだんに使ったランチです。
メニュー全てが地元のお母さんの手作り!
キュウリは水を弾くように新鮮!山菜や炊き込みご飯に籠った お母さん達の優しい味付けに、美味しさと同時に心が和みます。
サバの味噌煮は、口の中でホロホロととろけ、美味しかったです。
こちらがその愛情のランチ♫
皆さん、新鮮で美味しい!!と口々におっしゃっていました。
午後は、茶葉の乾燥作業です。
ホットプレートを使用して、温めながらゆっくりじっくり
乾燥させていきます。
乾燥作業もなかなか根気が必要です。みんなで力を合わせて完成に近づけます。
乾燥後の葉の色は、深みのあるキレイな黒茶色。ようやく茶葉になりました!
味わうのが楽しみ♪
そして、CMでも有名になった雲巌寺を訪れます。
<雲巌寺>
八溝山地のふところ深く、ひっそりとたたずむ臨済宗妙心寺派の古刹。
新緑に囲まれた山門正面の朱塗りの橋からの眺めは静寂さと荘厳さを併せ持ち、まさに心安らぐ絶景です。
現地に着くと、皆さん一息。すごく落ち着くね、こんなところにこんな素敵なお寺があるなんて…と感動されている様子でした。
心が和むと同時に、身が引き締まるような感覚になりました。
境内を上がり、お堂を見せて頂きます。
お堂の前からの景色も圧巻です。
自由散策を楽しみ、名残惜しくも雲巌寺散策後は…
皆様お待ちかねのティータイムです。
去年作られた茶葉と、先ほど体験で作った茶葉の紅茶の飲み比べから始めました。
茶葉は一年保存されたほうがコクが増し、より紅茶らしさを堪能できるとのお話を受けました。実際に飲んで試してみます。
確かに!!と軽くどよめきが!
でも、先ほど作った茶葉の紅茶もウーロン茶に近い味がするけど、これはこれで美味しいね!と驚きの声も聞こえてきました。
そして、地元のお母さん手作りの甘納豆のシフォンケーキも一緒に頂き、ティータイムです。
またまた、お母さんの愛情が籠った美味しいシフォンケーキに
癒されながら、皆さんで会話を楽しみ、温かい一時を過ごしました。
まだまだ、知られていない大田原市須賀川地区の美しいお茶畑。
そこには地元の方の熱い思いと地域の方の温かいおもてなしの心と愛情が満ち溢れていました。
2018年の やみぞ紅茶物語は始まったばかり。
皆さんも、是非この温かさと安らぎに触れてみませんか?
*今回行った場所*
・黒羽ふるさと物産センター くらしの館
・八溝山麓紅茶物語 (やみぞあづまっぺ協議会について)
・雲巌寺