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2017.11.16

2017年9月18日(月)NIKKOらいふ 3日目 午前その2

NIKKOらいふ 2017年9月18日(月)3日目 午前その2
 
 
<明神のイチゴ農家さんを訪問>
農業に関心を持つ参加者のお一人と、明神地区のイチゴ農家「だいもん苺園」さんを訪ねました。ちょうどイチゴ苗定植の時期で、お忙しそうです。
 
イチゴの生産量日本一を誇る栃木県ですが、芳賀地区や鹿沼地区と比べて、日光市ではイチゴを栽培する農家さんは8~9軒ほどと多くはありません。ただ、日光二社一寺や奥日光を有する観光地であるため、メニューの一つとして観光いちご園のニーズはあるようです。
 
 
今回伺った「だいもん苺園」さんはスーパーや直売所の販売を主力にしていて、観光イチゴ園ではありません。どのようなルートで商品を流通させるかによって、イチゴの作りかたは変わってくるというお話をお聞きすることができました。
 
 
ハウスの組み立て方や水を供給する方法など、具体的な作業をお聞きすることができました。
 
 
左が代表の大門勇人さんです。
こちらでは8棟のハウスで栽培をされています。競合の多い地域とは違う日光市ならではのやりかたを模索した結果、品種は「なつおとめ」を採用。
「なつおとめ」は夏に収穫ができる品種で、「とちおとめ」の収穫できない時期をカバーできるため、高値で販売できる品種として注目されています。
だいもん苺園さんは、直売所をメインに販売されていますが、直売の場合はとりわけ「味」が売り上げに響くそうです。でも、贈答用の場合は摘み取ってから送り先に届くまでの品質管理が必要ですし、観光イチゴ園ならば、観光客の摘み取るローテーションを考慮した栽培規模や通路作りなど、ハウスの設営のしかたひとつとっても変わります。人件費や施設の設営費なども含めて、方針によって皆それぞれにやりかたが異なるんですね。
 
 
大門さんは「自分がどういうイチゴ農家になりたいのかというビジョンがまず大切です」というお話をしてくださいました。
農業というのは、工夫と忍耐の連続。決して楽な仕事ではありませんが、その取組みの結果が自分に返ってくるという意味ではやりがいのある仕事ではないでしょうか。だからこそ、大門さんは仲間たちとの情報交換を大切にしているそうです。
 
※今回の訪問先
だいもん苺園
 
 

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