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2017.11.16

2017年9月17日(日)NIKKOらいふ 2日目/午後

NIKKOらいふ 9月17日(日)2日目/午後
 

<一次産業に携わる人たちを訪ねて>

 

日光市で農業や漁業など、一次産業に携わっている人に、仕事のことを聞いてみたい。そんなリクエストからまずは戦場ヶ原近辺にある光徳牧場を訪ねました。

光徳牧場では乳牛を飼育し、搾乳したミルクで作ったソフトクリームの販売やレストランを経営されている観光牧場です。ソフトクリームは主に夏にここを訪れる小中学生達が買い求めるため、春の連休から秋までが勝負です。冬場は人も来ないので店はクローズしますが、牛達の世話は夏も冬も続きます。

 

光徳牧場は現在で4代目。初代の吉田徳三郎さんが明治30年に入植してできたそうです。ちなみに、「光徳」とは日光の「光」、徳三郎さんの「徳」からつけた名前だそうです。

 

<中禅寺漁業協同組合へ>

 

続いて伺ったのは、中禅寺湖漁業協同組合の代表理事、福田政行さんです。内陸部の日光市での「漁業とは?」という疑問から

 

こちらの漁協では中禅寺湖において施設の補修や漁場の管理、パトロール、ヒメマスの採卵や放流などを行なっているそうです。今産卵時期ですからまさに繁忙期なんですね。

中禅寺湖では41日の岸釣り解禁にはじまり、420日の舟釣り解禁、そして920日からはワカサギ釣りが解禁します。遊漁期間は10月末まで。多くの人たちが楽しく釣りをできるのも、漁協のみなさんのおかげです。

 

余談でしたが、福田さんは狩猟もされているそうで、最近この地域でも問題になっている鹿の駆除の担い手の一人です。狩猟シーズンは秋から冬。血抜きや解体作業も自ら行っているそうです。生き物の命をいただいたら最後まで見届けるというのは、こういうことなのだなと感じさせられました。

 

<本日の宿、野門の民宿で山の珍味を味わう>

奥日光から日光三山(男体山、女峰山、太郎山)をぐるりと北東へ向かうと、深い山々に囲まれた旧栗山村という地域に入ります。

川俣の元服式といった独特の風習や平家落人伝説などが残る、栃木県内でも独特な地域で、民俗学関係者に注目されている栃木県の秘境ともいえます。

今日は野門(のかど)にある「大野屋」という民宿にお世話になります。

 

 

 

 

夕食はムード満点の囲炉裏のあるお部屋で。山菜や鹿刺し、ヤマメの串焼きなど山の幸がたくさんありました。そして、なんとサンショウウオの姿焼きが!

 

「大野屋」のご主人の大野さんは、この集落に伝えられている栗山東照宮にまつわる伝説について、お話をしてくださいました。戊辰戦争の時に遡る興味深いミステリーです。

 

外は雨風が強くなってきました。でも、ここにいるとなんだかホッとするような心持ちがするのは、大野さんたちの穏やかで温かいお人柄のせいでしょうか。

 

心づくしのお夕飯、ごちそうさまでした。

お風呂にゆっくりとつかって、心も体もぽかぽかです。

 

※今回の訪問先

光徳牧場

 

中禅寺漁業協同組合

http://www.chuzenjiko.or.jp/

 

●大野屋

http://www.tochigi-oonoya.com/

 

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