2017.11.15
2017年9月16日(土)NIKKOらいふ 1日目 その1
NIKKOらいふ1日目 9月16日(土) その1
今回は、日光市での暮らしに興味を持ってくださった、東京や埼玉、千葉などからいらした皆さんと一緒に、奥日光方面から旧栗山方面へと周遊しながら、日光市での就労や暮らしに触れるツアーに参加してきました。
地元の生活者に接する体験は、参加者それぞれに目的がありますから、見えてくるものがきっと違うことと思いますし、観光で訪れた時より発見があるかもしれません。栃木県とぐっと距離が縮まってくれたら嬉しいですね。
参加された方々の年齢は、20代の方から小さいお子さんのいるご家族、60代の女性同士など、幅広い年齢に及びました。
東武日光線の下今市駅で集合。趣のある駅舎が魅力的です。
あいにく台風が接近していましたが、まだこの段階では雨は降っていませんでした。このまま持ちますように…。
<日光杉並木公園から、だいや川公園へ>
集合した一行が最初に向かったのが、日光杉並木公園です。杉並木の道を歩いていくと、清々しい空気が心地よく感じます。両脇からは水路を流れる水の音が聴こえていました。ほんとうに澄んでいてきれいな水です。
公園内には水路が走り、その水を利用した水車がたくさんありました。大水車の前で記念写真をぱちり。高い山々の伏流水に恵まれた日光市は水が美味しい地域。お水の飲める水場もあちこちにあります。それに、どこからも水音の聴こえる「水の町」なんですよね。
今回は寄りませんでしたが、公園内には古民家のお蕎麦屋さん「報徳庵」がありました。縁側もあって、このロケーション、ムード満点!味噌田楽も美味しいと聞きました。
みんな、杉並木の保護のために寄進された方の名前を刻んだプレートに見入っていました。長い歳月に渡り、個人から企業までたくさんの人たちによって、この杉並木が守られているんですね。
杉並木公園からバスに少し乗り、次に訪れたのが「だいや川公園」の敷地内にある「だいや体験館」。ここには、東照宮の10分の1スケールの模型が展示されています。模型とはいえ、上から見下ろす機会なんてありませんから新鮮ですね。
驚くほど精密な模型で圧巻です。ちゃんと眠り猫や陽明門もありました!
この「だいや体験館」では、自然豊かな環境を活かして、体験農場での農業体験や木工講習、調理実習など、さまざまな体験ができるそうです。子どもたちも楽しめそうな場所ですね。
続いては、同じく「だいや川公園」にある直売所へ向かいます。秋にはこの広場で「日光そばまつり」が行なわれ、たくさんの人で賑わうそうです。
豊富な農産物や山椒味噌などの加工品、手打ちそばなど、さまざまな商品が並んでいて、思わずキョロキョロ。この後のランチで食べたいものを、みんなカゴに入れていきます。
みんなの戦利品は…?自家製の豆餅や山椒味噌、漬け物など、地元ならではの手作りの加工食品が集まりました。どれも美味しそうです。
さあ、ここで今日奥日光を案内してくださる、株式会社三本松茶屋でエコツーリストを担当している中山高行さんのご登場です。この後はいよいよ奥日光へと向かって山を登ります。
だいや川公園から有料道路で清滝、そしていろは坂へとぐんぐん進むバス。車中では、エコツーリストの中山さんが、奥日光の自然環境などについて、お話をしてくれました。
面白かったのが、いろは坂についてのお話。48カーブあると言われるいろは坂ですが、実はちゃんと数えると48以上あるそうなんです。
それとこのいろは坂、冬場は雪が積もるからといって敬遠する人も多いのですが、実はこの地域の除雪技術は相当に高く、路面にはあまり雪が残らないほどだとか(もちろん、降れば積もりますが)。知りませんでした!