2017.05.26
2017年5月20日(土)やみぞ紅茶物語 第一章
2017年5月20日(土)やみぞ紅茶物語 第一章2017
八溝山の麓で茶摘みを楽しもう!
今年も開催、『やみぞ紅茶物語』。
大田原市須賀川地区で《第一章》として1回目は「春の茶摘み」
体験を行いました。
休憩で立ち寄った『黒羽ふるさと物産センター』では、
見事な茅葺き屋根や、展示中の五月人形を見ることができました。
『須賀川地区公民館』に移動し、「やみぞあづまっぺ協議会」
会長・鈴木さんから紅茶ができるまでの行程説明を聞きます。
水分を抜いた状態の葉を、洗濯板やザルを使って揉み込みます。
茶葉の細胞が壊れることによって酵素とポリフェノールが反応し、
発行を促進させる効果があるそうです。
見ている分には簡単そうですが、実際にやってみると機械に頼らない「手もみで作る」ということは力も必要です。
茶葉を発酵している間に、いよいよ茶摘み体験へ。
辺り一面、緑色の世界が広がる茶畑に到着。
山林に囲まれた静かな雰囲気の中で、いざ茶摘みに挑戦です。
この日は、絶好の体験日和!
日焼け対策含め、完全武装(笑)で茶葉を摘み取って
いきます。
どれも同じように見える葉の中から選定するのは大変な作業です。地元の皆さんは、手慣れているので早いっ、はやい!
茶摘み後は、地元野菜と山菜をふんだんに使ったランチです。
メニュー全てが地元のお母さんの手作り!フライのソースとして出されたタルタル
ソースまで手作り♫
箸置きは、地区の方がご用意下さった柿の葉です。
「なんて素敵!!」と声が聞こえてきます。
その上、和紙で折られたようじ入れが添えられ、おもてなしの
お気持ちが嬉しかったですね。
午後は、茶葉の乾燥作業です。
ホットプレートを使用して、温めながらゆっくりじっくり
乾燥させていきます。
乾燥後の葉の色は、深みのあるキレイな黒茶色。
味わうのが楽しみ。
乾燥作業は交代で行い、空いた時間はフリータイム。
【雲巌寺散策】・【木の実クラフト体験】を行いました。
<雲巌寺>
八溝山地のふところ深く、ひっそりとたたずむ臨済宗妙心寺派の古刹。
山門正面の朱塗りの橋からの眺めが絶景です。
新緑が見事でした。
<木の実クラフト作り体験>
松ぼっくり、ドングリなど材料がいっぱい。
自由な発想で、どんな作品ができるかはお楽しみ・・・。
いよいよ待ちに待ったティータイム。
おいしい紅茶の入れ方を教えていただきながら、試飲です。
注ぐお湯は、沸騰後少しだけ時間を置いた方が、茶葉に
なじむそうです。実際に本日作った紅茶・茶葉とティーパックの違いを飲み比べてみました。
入れたての紅茶と共にいただくのは、これまた手作りの
ふわふわスコーン。
紅茶の程よい渋みとスコーンの優しい甘さがベストマッチ!
会話も弾み、穏やかな時間。
これから始まる『やみぞ紅茶物語2017』。
美しさを取り戻した茶畑で丹精込めて作られている、北限の紅茶
”雲巌の静謐”は、地元「やみぞあづまっぺ協議会」の皆さんを
中心とした、地域住民の方々の様々な努力によって、実を結びました。
一年を通して、八溝山麓の素晴らしい景色と共に、今年も幕開けです。
*今回行った場所*
・黒羽ふるさと物産センター くらしの館
・八溝山麓紅茶物語 (やみぞあづまっぺ協議会について)
・雲巌寺