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2016.11.30

2016年11月25日(金)NIKKOらいふ(3日目)

2016年11月25日(金)
NIKKOらいふ 3日目
 
自然の癒しを求め参加している、移住希望者向けツアー「NIKKOらいふ」
前半は日光の中心地である今市地区、関東最後の秘境と呼ばれる栗山地区を巡りました。
3日目に訪れたのは訪れたのは、観光地としても有名な奥日光です。迎えてくれたのは、ため息が出るような雄大な景色でした。
 
家康の御進退が御神体が眠る?栗山東照宮へ
栗山東照宮って?
奥日光に出発する前に、栗山東照宮を参拝することになりました。
日光と言えば、日光日光東照宮。そこは、徳川家康の御神体が祀ってあるとされているところです。
しかし、ここ栗山地区では昔から、家康の御神体は栗山東照宮にあると言われているのだそう。
その栗山東照宮について、大野屋のご主人が丁寧に説明をしてくださいました。
実際にどちらに御神体があるかは、はっきりわかっていないそうです。
けれど、日光東照宮は御神体を開帳することはないけれど、栗山東照宮では定期的に行っていることから、本当は栗山にあるんじゃないかとこの辺りの人達は思っている、とのことでした。
うーん、奥深い。
 
栗山東照宮を参拝しよう
栗山東照宮は、宿泊していた大野屋のすぐ近くにありました。
日光東照宮はたくさんの建物があって大きく広々したイメージですが、栗山東照宮はこじんまりとした雰囲気。
鳥居を抜けて階段を上がると、御神体が眠るという小さな東照宮があります。
小高い丘の上にある栗山東照宮。そこからは栗山地区が一望できて、大野屋のご主人のお話しを思いながら、その景色が一番印象に残ったと話す参加者の方もいました。
家康をめぐるエピソードの真偽は定かではないですが、きっと、この地域の人たちをずっと見守ってきた場所なんだと思います。
 
観光の名地・奥日光
栗山東照宮を出たあとは、私たちは奥日光へと向かいました。
まず目指したのは、標高1,300メートルの位置にある、中禅寺湖などの名所が多い場所です。
ひたすら山を登り続けて、「いろは坂」と呼ばれるヘアピンカーブが連続する長い坂道を抜けたら、観光客向けのお店が並ぶ通りが現れました。
ここで自由行動の時間をしばらくとることに。仕事の話を聞く、家を見に行くなど、それぞれの目的に別れます。
私は地域を見るとという目的で日光自然博物館に向かいました。

ここでは、奥日光に住む動物や、森・湖といった自然環境に関する展示物を見学できます。

滝の迫力を体感できるブースが、個人的にはいちばん印象的でした。

奥日光がどんな場所なのかを知るのに、オススメの施設です。

そして、次に訪れたのは、自然博物館から徒歩5分ほどのところにある「華厳(けごん)の滝」。

日光には40家書ヶ所を超える数の滝があり、華厳の滝もその一つです。
前日の天候や季節によって、水量がかなり左右されるそう。
この日は少し少なめだったかもしれません。
 
そういえば、日光へ来るときに乗った特急の名前が「けごん」だったことを、ここで思い出しました。
ここでやっと、滝にちなんだ名前だったんだと納得。
そして、中禅寺湖と男体山も遠くから見物。
晴れた空と、雪が残る中禅寺湖。写真を撮りに来た人の姿も多く見られました。
ふもとから見上げた男体山。
入口には「日光二荒山神社」があり、そこでお参りをしてから登山をするんだそうです。
山を見上げたその場所、標高1,300メートル。男体山は、それを大幅に上回る2,480メートル。登山の経験がほとんどない私には、未知の領域です…。
でも、こんなに自然の多い日光を見下ろすのは、気持ちがいいんだろうな。
 
奥日光の自然を知る
自由行動を終えたあとは、更に200メートル程上の方へと登って行きました。
湯元温泉や湯ノ湖がある場所です。
 
自然を守るビジターセンター
訪れたのは、日光湯元ビジターセンター。
奥日光の自然を守る活動や、観光客の案内などをしています。
ここで私たちは、実際にビジターセンターの方がどのような活動をしているか、お話を伺いました。
森林や湿地、滝などの豊かな自然に囲まれた奥日光。
ラムサール条約登録湿原である「戦場ヶ原」も、その一つです。
戦場ヶ原は一時は鹿が増えすぎたために、生態系が崩れてしまう恐れがあったそう。
それを守るための活動として、戦場ヶ原をぐるっと囲むようにして、鹿よけの柵を設置しています。
自然を守るためには、ただ放置するだけではダメなんだと学びました。
 
温泉の源をたどる
温泉宿や日帰り温泉の施設が、豊富にある日光。
ここ湯元温泉では、温泉が湧き出ているところを間近に見られます。
胸の高さほどのこや小屋のようなものがつくってあって、一つ一つに実際にある宿の名前が付けられています。
小屋の隙間からは、湯気と独特な硫黄の香り。
標高が高いぶん気温はとても低いのに、泉源のまわりはほんのりと温かく感じました。
足元にも、ふつふつと湧き出ている場所がたくさんありました。
水面に輪ができているところが、温泉が湧き出している場所。
まわりにある緑色のものは「湯の花」と言って、温泉成分でできているもの。お土産としても売られていて、自宅で少量入れるとイイんだそうです。
泉源のすぐ近くにあるお寺。「温泉寺(おんせんじ)」という名前です。
ここは、お寺なのに日帰り温泉が併設されているのが特徴。
左側が温泉の入口で、奥が本殿になります。
お参りしたついでにお湯に浸かれるなんて、この場所ならではだな、と思いました。
 
日光名物・湯波を食べ尽くす!
たくさん歩き回ったあとは、ホテルにチェックイン。
この日宿泊したのは「休暇村日光湯元」。
この休暇村は、湯の湖と男体山を臨む場所にあり、その眺めはとても良いもの。
ちなみに湯の湖の水面は、冬の間は凍ってしまうそうです。
その話だけで、どれだけ寒いかが想像できてしまいます…。
しばらく休憩したあと、夕食をいただきました。
メニューは、日光名物の湯波をふんだんに使った湯波御膳。
湯波刺し、湯葉鍋、焼き湯波、引き上げ湯波と湯波ざんまい!かなり贅沢です。
もともと、この湯元は湯元は湯治で訪れるお客さんが多い場所。名物でもある湯波を健康メニューとして提供されています。
こんなに湯波を食べることって普段ないよね、とみんなで話しながらいただきました。
ヘルシーなのにお腹いっぱい。食べすぎたかな…と思う。3泊目の食事としてもちょうど良いメニューでした。
 
自然と人が共存する場所
 
ツアー前半で訪れた今市地区や栗山地区と比べ、奥日光は自然と人が上手く折り合いを付けて共存している。そんな印象を持ちました。
観光地としてたくさんの人に楽しんでもらいながら、その環境を守り続ける人たちの姿。
この土地で暮らすことにも、来た人たちをもてなすことにも、きっとやりがいや楽しさを感じているんだろうなと思いました。
 
最終日である4に日目は、今市地区へ戻ってツアーを振り返ります。
 
 
 
 
*今回訪れた場所*
 
『栗山東照宮』:栃木県日光市野門199
 
『日光自然博物館』:栃木県日光市中宮祠2480-1
 
『日光湯元ビジターセンター』:栃木日光市湯元
 
『温泉寺』:栃木県日光市湯元2559
 
『休暇村 日光湯元』:栃木県日光市湯元温泉
 
 
 
 
 
 
 

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